【PTA連合会の保険】とは
小学校の入学書類や、春先の配布物に入っている「PTA保険」の書類。
パンフレットに「PTA」とか「小学生・中学生総合保障制度」と書いてありますが、どのような保険なのでしょうか。
- 【PTA連合会の保険】とは
- 「PTA連合会の保険」は一般の保険
- 【PTA保険】団体扱いで保険料が安い!
- 【個人賠償責任保険】は大切
- 【個人賠償責任保険】は「示談交渉サービス」がポイント
- 子どもがケガ!学校から手続き書類をもらってきた…学校管理下の補償
- 疑問点は保険会社に確認
「PTA連合会の保険」は一般の保険
児童生徒を対象としている「PTA連合会の保険」は「PTA」という名称ですが学校のPTA組織を指しているわけではありません。
保険の受付や支払いは一般の保険会社やその代理店が担当していますので、役員さんのことを気にする必要もないのです。
【PTA保険】団体扱いで保険料が安い!
保険には個人で加入する保険と、職場単位など団体扱いとして加入する保険があります。
団体扱いの保険は一般的な保険よりも割引き扱いになっています。団体の規模や職種によりランクが分かれていて、数%程度ですが保険料も割安。
PTA連合会の保険も団体扱いとなっています。そのため手軽に加入できる保険だといえるでしょう。もしお子さんの保険を検討中であれば内容を確認してみましょう。
すでに加入している保険がある場合は、保障の内容・範囲や保険料など、契約内容をしっかり確認の上で検討してみましょう。
私学共済
同じような保険として「全国私学共済」「私立幼稚園共済」などがあります。
私立学校・私立幼稚園経由で募集され、児童・生徒が加入できる保険です。
行事の際に加入する保険
子供会やPTA活動の行事のときに氏名・生年月日を集約してグループで保険に加入することがあります。
これはその活動日時に限定して加入する保険で、レクレーション保険と呼ばれます。
一般の保険とは違い、イベント当日やその途上が補償の対象となっています。
【個人賠償責任保険】は大切
PTA保険を気にしすぎる必要はありませんが、幼保・小中学生の時期はケガや他人に迷惑をかけてしまった時の賠償について考えておく必要はあるでしょう。
子どもの頃は病気入院の心配は少なそうですが、ケガやトラブルはいつ起きるか分かりません。
お子さんの行動を全部管理することはできませんし、けがをしたり、人にけがをさせてしまったり、ニュースで見聞きするような事故がいつ起きるか分からないため備えも必要なのです。
- 登下校中の事故
- 子どもが自転車搭乗中に他者にケガを負わせる
- 友人宅で貴重品を壊してしまう
どんなトラブルが起きるか分かりません。費用が高額になることを想定すると「賠償責任保険」への加入がおすすめです。
【個人賠償責任保険】は「示談交渉サービス」がポイント
子ども向け保険は、全国生協・都道府県民共済や、一般の保険会社を含め、多数のこども保険があります。
何かが起きた時、金額が大きくなるリスクが高いのが他人への賠償です。
賠償責任保険は、住宅火災保険や自動車保険にも追加できる種類の保険です。
1人が加入すると、家族みんなのトラブルに利用できます。
また、現在募集されている大半の賠償責任保険に「示談交渉サービス」が付いていますが、加入の際は念のため補償内容を確認しておきましょう。
保険比較会社に相談して保険の適正化を
子どもがケガ!学校から手続き書類をもらってきた…学校管理下の補償
お子さんのケガやトラブルは、学校内で起きる可能性もあります。
学校で過ごしている時にケガをした場合は、学校が加入している保険での対応となります。
学校によっては保険料を学校と保護者で半々程度ずつ負担しています。教材費や学年費として徴収されていることが多いようです。
この保険で対象となるのは
- 校内の活動…授業・掃除・休み時間など
- 授業としての校外活動…遠足・マラソン大会など
- 登下校中
ただし、保障内容は必ずしも充分だと言い切れませんし、もしお子さんが下校中に石を投げて物を壊してしまった場合などは保障対象外になります。
もしもの時に備えるためにも、お子さんのための保険は各家庭で検討しておいた方が安心だといえるでしょう。
疑問点は保険会社に確認
保険契約の疑問点がある場合や、トラブルが起きた場合の手続きについては、保険会社に連絡して確認しておきましょう。
早めに相談しておくことで手続きの注意点やバックアップを受けることができます。