子育てのヒントが書いてある本(小学校に入る時期の子どもの親向け)を読みました。
準備できることは早めにやっておこう、小学校に入ってから困りそうな事を早めに見つけて対策しておこう、という内容です。
[1]「困った」を説明できるように
小学校に向けて、子どもが「その日に困ったこと」を話せるように練習しておく、というもの。
子どもからの情報があれば、何かのトラブルも担任の先生に聞いてみることもできます。でも、お子さんみんなが学校のことをたっぷり話してくれるとは限りません。それに、話を聞いても「うーーん?(何のことだろう…)」ということもあります。
小さな子が、分かるように人に説明するって難しいこともあり、言いたいことがちゃんと伝わらないこともあります。話したくない内容だから絶対に話さない!ということも。
だから少しずつ練習していきましょう、という内容でした。
親が聞いても(よくわからないな)(だぶん大丈夫だろうな)と思ってしまうと、そのまま、つい忘れてしまいます。後々、「え?そんなことがあったの?!」というトラブルが隠れてしまうかもしれません。
説明が苦手なお子さんの場合は、入学したら担任の先生に協力をお願いしておくと良いようです。
[2]「しのぐ」スキルを身につける
みんな同じ方向に向かって同じことをしていく小学校では、子どもの得手・不得手がハッキリしやすくなります。お子さんが「しんどい…」こともたくさんあるでしょう。そのため、授業や学校生活を「しのぐ」ことが楽しく過ごすポイントになってきます。
うちの子は絵描きや文章が、「…。」です。
そのため、この本を読んでから絵の練習を始めました。園で描くことになりそうな季節的な風景や物の絵の描き方を教えています。少ししか練習できないのですが、少しでもコツを伝えられれば何とかなるでしょう。
文章も、まずはフレーズの練習から。「ありがとう」「よろしくね」など手紙やメモのような話し言葉のひらがなを教えています。
[3]「これならできる」を見つける
そして、お子さんの「これなら出来る!」を見つけておくこともポイントです。「これ大変」「できない、無理」ってこと、学校ではたくさんあります。
ここを手伝ってもらえれば頑張れる/漢字100字は無理だけど、10個なら書ける。/給食、ここまで食べられる。などの部分です。
子ども一人で全部できるって素晴らしいことでしょうが、苦手な部分があるなら先生にも伝えて、親子で一緒に乗り切っていこう、という内容でした。
[4]予習ができる情報をもらう
上の「しのぐスキル」や「これならできる」のために、重要となるのが「予習」や「ちょこっとサポート」となります。
苦手な内容を少し予習しておくだけで授業が分かるようになりますし、集中力にもつながるかもしれません。学校の教科書を受け取ったら先読みをしたり、単元の情報を学校から教えてもらえると良さそう。
また、例えば体育の逆上がりがなかなかできない時。そのことを子どもが話してくれれば放課後に練習できます。学校での情報を教えてくれるかどうかが、やはり重要ですし、苦手なこと・失敗したことですので、連絡帳などで先生に教えてもらうことも方法の一つとなるでしょう。
苦手なことを練習する際は、クラスの友達に見つからない遠くの公園へ出かければ、のびのびと練習できるなと思いました。
[5]鍵盤ハーモニカの練習
「しのぐスキル」の一環として、ハーモニカの練習のことがピンときました。
園により楽器練習の方針って異なります。下の子が通ってる園では、年長さんで鍵盤ハーモニカを始めるため、保育園だった上の子と比べると楽器に触れる時間がずいぶん違います。(預かり時間の長さも全然違うし。)
そのため小学校に入ると、楽器系の習い事をしていた子や、保育園出身の子との差が出やすそう。鍵盤ハーモニカを早めに購入して、いつでも練習できるようにしておこうと思います。
本の紹介
小林みやび著『発達障害の子を育てる58のヒント』(学研のヒューマンケアブックス)を参考にさせていただきました。