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歯磨きを嫌がる…どう対策すれば。親世代も7割が「歯周病」?

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むし歯?口臭?

お子さんの虫歯や口の臭いが気になる事はありませんか。

発達障害のある子どもの場合、素直に歯みがきしてくれない…小さい頃からずっと嫌がるばかりで…そういう感じが多いのではないでしょうか。

園や学校の歯科健診でも引っかかることが多いし、歯科を受診するのも並大抵のことではなく。

親も頑張って声掛けしたり促したりしているのに、なかなか磨いてくれない。

どのような対策をして行ったらいいのでしょうか。

 

 

 

 

歯磨きを嫌がる子ども達

厚生労働省の「歯科疾患実態調査」によると、小中学生の4割が「歯肉炎」という調査結果も出ています。

さらに小さな頃から歯磨きを嫌がっている子どもの場合は、歯の悪い状態にも年季が入っています。

むし歯だけでなく、口臭や舌の白さも気になりますよね。

ニオイを嫌がられて友達関係にも影響したり。

家庭でしっかり指導を、と言われても、ほんの小さなころから話を聞いてくれないことが多いということを周囲に分かってもらえません。

 

舌ブラシで舌苔のお手入れ

内臓が悪いのでは?と心配になる位に口が強く臭う時は、歯周病の可能性があります。

歯科で診てもらうことになりますが、その他、「舌苔」など舌の汚れが原因の場合もありますので専用の「舌ブラシ」を試してみましょう。

歯磨きをする子どもなら、磨いた後に歯ブラシで舌のお手入れができますが、なかなか磨かない子どもの場合は別の道具を用意した方が気に入ってくれる可能性があります。

舌専用ブラシの方が心地よいので子どもも嫌がらず、続けやすいようです。

 

ニオイから分かる原因

口のにおいは種類によって原因が分かる場合があります。

とくに歯周病などの歯肉炎は、子どもだけでなく大人世代も要注意。

20歳代で約7割、30~50歳代は約8割、60歳代は約9割もの大人が歯周病にかかっているそうです。

口臭として特徴的なものは以下のようになっています。

 

◎腐敗臭=歯周病or舌苔

歯周病や歯肉炎は歯ぐきに炎症を起こした状態です。

歯と歯ぐきの間にできる歯周ポケットに菌がすみつき、炎症のため歯ぐきが腫れることがあります。

まさか小学生で歯肉炎になるはずが…と思いますが、歯周病は感染症の一種ですので親からうつる可能性もあるのです。

最初は歯肉炎で、悪化すると歯周病になっていきます。

歯周病の菌は年齢に関係なく、丁寧な歯みがきが必須です。

家族で対策していきましょう。

舌にできる「舌苔」で汚れている場合も同じような腐敗臭の原因になります。

 

◎硫黄臭=虫歯

むし歯が進行すると硫黄のような口臭になります。

むし歯があると歯周病も併発することがありますので、混ざって異様な臭いになりがちです。

 

◎便臭=便秘

便秘をしていると呼気から便の臭いが出てくることがあります。

また、消化不良で腸内の臭いが呼気として出てくることもあります。

 

 

 

歯周病の大人の中で生活している子ども達

歯周病菌を持っていても軽度の症状の人もいますが、厚労省の調べによると、歯周病の総患者数は全国で330万人を超えています。

このままでは歯周病に感染している大人の中で子どもが生活している状態です。

普段、歯磨きどころか、何気ない日常生活でもズボラになりがちなお子さんの場合、歯を磨く習慣をどのように身につけていったらよいのでしょうか。

 

みがくの嫌い!ニガテ!なら「ご褒美」法

歯磨きがニガテだし大嫌いだという場合は「ご褒美」の方法で歯のケアをして行きましょう。

磨いた後に食べる子ども用の甘いタブレットがあります。

むし歯を防ぐのに効果的なキシリトール系もありますし、歯周病を防ぐのに効果的なL8020という種類もあります。

  • 外出時に歯みがきできないとき
  • 歯みがきできた後/就寝前

このようなタイミングで、ちゃんと磨いた「後」のご褒美として食べさせましょう。

子どもはご褒美が大好きですし、珍しいものを食べることが目的になってしまう可能性もあります。

かならず「しっかり磨いた後で」という約束をしておくことが重要です。

 

一筋縄ではいかない

大きくなって「むし歯は自分の責任」と分かってくれるようになるのは、いつのことなのでしょう。

自覚してくれる頃には虫歯だらけ…の可能性があります。

歯医者がニガテなら、「磨かないとガリガリ削られる」事実を話に出していいと思います。

子どもを脅かすようで良くない気がしますが、生活習慣全般の中で、歯みがきだけは園や学校の歯科検診で結果がはっきりと分かります。

「ああ、削られるねえ」「今年も歯医者に行かなくちゃ」と、話して良いと思いますよ。